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いくらかかる? バリアフリーリフォームの費用相場

いくらかかる? バリアフリーリフォームの費用相場

いくらかかる? バリアフリーリフォームの費用相場

ご家族が高齢になり自宅のバリアフリーリフォームを考えているものの、費用が分からず不安な方も多いかと思います。

そこで今回はバリアフリーリフォームにおける、費用相場や費用を軽減するための措置についてご紹介していきます。

バリアフリーリフォームの費用相場

バリアフリーリフォームの費用相場ですが、「家の広さ」「リフォーム内容」「リフォーム業者」などで価格は推移しますが、平均的な費用相場は10万円~30万円が目安です。
また、リフォームを行う場所や内容によっても費用に差があるため、ここからリフォーム内容別の費用相場についてご紹介します。

■歩行面のバリアフリーリフォーム
段差解消……約1~2万円
夜間歩行用の照明……約1~2万円
手すり……約5~10万円
ドアの引き戸化……約5~10万円
床の滑り止め防止化……約20~40万円

歩行面のバリアフリーリフォームは費用は低額で抑えられることもありますが、床の滑り止め防止化は比較的高額になるケースがあります。

■トイレのバリアフリーリフォーム
手すり……約2~3万円
床の張替え……約5~10万円
トイレスペースの拡張……約20~40万円
和式トイレから洋式トイレへの変更……約40~60万円

トイレのバリアフリーリフォームはスペースを拡張したり洋式トイレへ変更したりする場合、大掛かりな工事が必要となるため費用は高額になります。

■お風呂のバリアフリーリフォーム
手すり……約2~3万円
床の張替え……約5~15万円
段差解消……約10~25万円
半埋め込みタイプの浴槽へ変更……約50~100万円

お風呂のバリアフリーリフォームはトイレのバリアフリーリフォームと比べ全体的に高額です。
特に半埋め込みタイプの浴槽へ変更する場合はかなりの費用が発生します。

バリアフリーリフォームの費用軽減措置

バリアフリーリフォームの費用軽減措置

バリアフリーリフォームを行う場合、費用の軽減が見込める場合があります。
それではここでバリアフリーリフォームの費用を抑えるための2つの措置について説明します。

■バリアフリーリフォームの助成制度
バリアフリーリフォームに掛かった費用を最高で20万円まで補助してくれる助成制度です。
(利用は生涯で1人1回まで)

1、50歳以上の居住者がいる
2、障害者がいる
3、要介護認定または要支援認定を受けている者がいる
4、2と3のいずれかに該当する者であって、該当者と同居している者
5、居住者の親族が65歳以上である者

このいずれかに該当する方がこの助成制度を利用できます。

■バリアフリーリフォームの固定資産軽減措置
平成19年1月1日以前の住宅について、平成28年3月31日までにバリアフリーリフォームを行った場合100平方メートルまでの居住部分に対しての固定資産税額が1/3に軽減されます。
ただし翌年1年間分の固定資産税のみです。

1、改修工事完了年の翌年の1月1日時点で年齢が65歳以上
2、要支援認定もしくは要介護認定を受けている
3、障害を持っている

このいずれかに該当する方でかつその人がその家に住んでいる場合、この軽減措置を利用できます。

バリアフリーリフォームはご覧の通り行うリフォーム内容によって掛かる費用はさまざまです。
とはいえ助成制度なども用意されていますので、簡単なリフォームであれば費用を抑えることもできるでしょう。