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どちらが効率が良い? 新築物件と中古物件の利回りを比較する

どちらが効率が良い? 新築物件と中古物件の利回りを比較する

どちらが効率が良い? 新築物件と中古物件の利回りを比較する

不動産投資をする際に、新築の物件を購入するか、中古の物件にするか迷う方もいらっしゃるかと思います。
今回は新築物件と中古物件の利回りを比較していき、どちらの物件が効率よく収入を得ることができるのかご紹介します。

■新築物件と中古物件の利回りの違い

一般的には新築物件は「利回りは低いが耐用年数が長い」という特徴を持ち、中古物件は「耐用年数は短いが利回りが高い」という特徴があります。
中古物件は老朽化に伴う修繕工事など「想定外のコスト」がかかる可能性はあるものの、利回りが高い傾向があるため人気を集めています。

新築マンションは販売時の価格が高いため、高い利回りを期待することは難しく、更に2~3年経ち、新築時に入居者が退去した後は、賃料を大幅に下げなければ新たな入居者を見つけることは困難になります。
こうなってしまうと「高いお金をかけて新築物件を購入したのに、賃料がほとんどもらえない」という事態に陥ってしまう可能性もあるのです。

・新築物件でも利回りが高い物件
前述の通り、一般的には新築物件は高い利回りを望むことは難しいのですが、全ての新築物件で高利回りは期待できないのかというと、実際はそうではありません。

例えば、新幹線の線路の脇にある土地の新築物件があります。
新幹線の脇となると電車が通行する際の音が気になりますよね。
一般的にはあまり人気は高くない物件と感じてしまいがちですが、この建物では設計の段階から防音工事を徹底し、新幹線の脇でも気にならない環境を作りました。
更に若い方に注目してもらえるように、ヨーロッパ風のタイル貼りを施し、新幹線の線路の脇というネガティブな部分を払拭するほどの素敵なデザインの新築マンションを造ったのです。

こういったお洒落な構造・防音完備などの付加価値があるマンションは高めの家賃でも喜んで支払ってもらえるため、その結果新築マンションでも高い利回りが期待できます。

ただ逆をいうと、このような付加価値があまり見えない新築物件では、時間が経つごとに賃料を下げざるを得ないことになるため、一般的には中古物件を利用し不動産投資を行っていくべきでしょう。

■中古物件に軍配。効果的に賃料収入を得るために

中古物件に軍配。効果的に賃料収入を得るために

新築物件・中古物件と、得られるメリットはさまざまですが、「利回り」という観点で見てみると中古物件に軍配があがります。
中古物件を購入する場合は、築10年前後の物件がおすすめです。
新築物件は販売価格に広告費なども上乗せされていますが、10年経つとその物件に対して販売会社のかける広告費も一気に下がるため、販売価格が大きく下がるようになります。
10年経過後も価格は下がりますが、その後は緩やかに下がっていくため、この時期の物件を狙ってみても良いかもしれません。

新築物件と中古物件の特徴を把握し、効率よく収入を得られるよう心がけてみましょう。