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子ども一人につき2000万! 知っておきたい子どもの教育費

子ども一人につき2000万! 知っておきたい子どもの教育費

子ども一人につき2000万! 知っておきたい子どもの教育費

子育て中の夫婦、あるいはこれから子供を持つことを考えている人たちにとって、子どもの教育費は最も関心があるものの1つではないでしょうか?
子どもを育てるにはお金がかかると言われていますが、具体的にはどれくらいの金額が必要になるのでしょう?

子どもの教育費に必要な金額と、お金が必要になるタイミングについてご紹介します。

1.子どもの進路で差が出る教育費

子どもを育てるには、1人につき2,000万程度は必要と言われています。
これから子供を持とうと考えている若い人からすると、2,000万はとんでもなく大きな金額です。

しかし、この2000万は大学卒業までの22年間でかかる金額であり、あくまでも目安ですが、幼稚園から大学まですべて公立を出た場合の試算は1,345万円なので、あながち間違った数字でもありません。
とはいえ、実のところ、子どもの教育費は、子供の進路によってかなり差が生じます。

たとえば、幼稚園から大学まですべて国立なら、合計は1,345万円ですが、幼稚園を私立、残りを私立とした場合なら1,540万円です。
幼稚園から高校まで公立で大学だけ国立なら1,457万円。小学校以外を私立で過ごせば、大学卒業までに2,179万円かかります。

これは文系の場合の試算で、理系ならもう少し必要です。
もし私大の医学部・歯学部に進学すれば、大学の学費だけで2,500万程度は必要に。
国立大文系と比べると4年間で2,000万以上の差が生じる計算です。

2.一番お金がかかるのは、大学の学費

2.一番お金がかかるのは、大学の学費

教育費の総額を見ると、2,000万を超える金額に思わずおののいてしまいますが、実は教育費で最もかかるのは大学の費用です。
一番安い公立コースでも、総学費の実に6割が大学の授業料になります。

また、学校に関わる学習費以外にも子供には食費、衣料品、医療費、保険代といったものもかかります。
さらに習い事や塾の費用なども無視できません。
文部省の調査によると、習い事や塾といった学校外活動費は、公立でも小学校で年間20.9万円、中学校で年間28.3万円、高校でも年間15.6万円かかっていることが分かっています。
これを幼稚園時代から積み上げていくと、約290万円です。学校に関するものと同じか、それ以上に必要になる時期もあります。

私立と公立とで比較すると、私立に通っている子のほうが学校外での活動費が高くなる傾向があります。

3.出費のタイミング

子供の学費がかかるタイミングは、入学した年と受験生の年ですが、最も学費が必要になるのは大学在学中です。
高校までの授業料は月々の納金に対し、大学の学費は半年または1年分を一括で納金しなければなりませんし、大学の授業料は40万円~300万円くらいです。
それ以外に入学金や施設費なども学部によりますが、授業料と同じくらいの金額が必要になります。

また大学生ともなると交通費、交際費もかかります。
一人暮らしするとなると、家賃に光熱費、生活費も必要です。

教育費は大学に進学する時がピークになります。
教育費を貯蓄する際は、子どもの大学進学を目標に行うようにしましょう。